【英語脳のつくり方】俺流メソッド 逆転の発想~後編

前半へ戻る

現地の人を丸ごとじっくり観察し、ありのままを真似るやり方が「俺流メソッド」となり、自分の生活にとって必要な表現をどんどん蓄積していきました。

しかし、聞こえたまま音の単純に音の塊としてリピートしながら使いまくるやり方なので、当時は文法がどうなっているのか皆目見当がつきませんでした。

まるで謎の呪文アブラカタブラ状態です。

誰にどう習って良いのかもわからなかったので最初から勉強するのは諦めていたと言ったほうが適当かもしれません。

そうやって「謎の呪文シリーズ」がある程度蓄積された頃、ふと気が付けばいつの間にか応用が利くようになっていました。

つまり文法的なものが体感的にセンス化していたのです。

一気に物真似するセンテンスの吸収スピードが加速します。

今までの流れを少しまとめてみます。

1 サンプルをじっくり観察
2 表情を含めそのまま動画的に再生
3 トライ&エラー(通じないことも多々あり)
4 成功したセンテンスを喜んで使いまくる
5 文法的なものが自然に理解される
6 応用が利くようになる

上記の1~6を繰り返し実行し続けることにより一体私の脳の働きがどうなったかと言えば、いつの間にか世間で言われる「英語脳」の世界に近づいていました。

英語脳の本質つまり正体とは?

あくまで結果論ですが、私の場合「単語や文法を勉強して最後にパターンフレーズを繰り返し慣れる」という王道パターンではなく、「文法を知らず、聞こえたままに物真似をしながらフレーズを繰り返し話しているうちに文法的なものが自然と頭の中で整理されていた」という流れでした。

この過程の最終段階ではいわゆる英語脳の状態です。

「あとでアヤラモールに行ってきます」というのをビサヤ語で表現する時の私の頭の中はこんな感じです。

/Muadto/ ko/ sa Ayala/ unya/

一番先に来ているのは動詞で、次に主語、目的語と続きます。

つまりビサヤ語にとって動詞が何よりも優先度が高く、動詞が命!といった思考をしています。

このように「文法の気持ち」が腹の底まで落ちるとネイティブ化していくのだと思います。

文法の骨組みともいえる基本構文ですが、日本語はSOV、英語はSVO、ビサヤ語はVSOという語順となります。

これは単なる語順のルールというものではなく、思考の優先順位を表しており、その国の人の頭の中の様子だと言っても過言ではありません。

下記の区切り方は一般的にスラッシュリーディングと呼ばれているやり方に通じるものがあります。

【例1】

日本人の頭の中:私は/セブに/行く/

アメリカ人の頭の中:私は/行く/セブに

フィリピン人の頭の中:行く/私は/セブに

【例2】

日本人の頭の中:私は/チョンバブイを/食べる/

アメリカ人の頭の中:私は/食べる/レチョンバブイを/

フィリピン人の頭の中:食べる/私は/レチョンバブイを/

文法とはつまり物を考える優先順位であり、その国の文化そのものを象徴しているとも言えます。

外国語習得は勉強するのではなく、その国の人の物真似の一部であり、なりきることにより思考パターンさえも染み込んでいきます。

それが英語脳と呼ばれるものの本質であり正体であると思いながら生活しています。

英語をビジュアル的に真似る

実は、ビサヤ語を使いながら山奥で生活していた2年間で英語が話せなくて困る場面が何度かありました。

「やっぱり英語やらなきゃいけないかな。」

2009年、これまた色々とあり、遂に山を降りる日がやってきました。

それを機に英会話をぜひマスターしようと思いました。

ビサヤ語を覚えたやり方を英語に応用させる時がやって来たのです。

セブのダウンタウンにあった語学学校に居候をしていた頃に出会ったのが彼です。

 

カナダのケベック出身の彼の英語はネイティブ。

ロービギナーの私にはペラペラ過ぎて一体何を言っているのかさっぱり分かりませんでしたが、幸いなことに彼はビサヤ語が少し話せました。

日本人とカナダ人がビサヤ語で話すという奇妙な関係性が出来上がりました。

お互い気が合ったのか、ほぼ毎晩一緒に遊び歩きました。

私は彼が英語を話している時の表情やジェスチャー、行動様式などコピー出来そうなビジュアル情報はすべて物真似の材料にしました。

今振り返ると「観察力こそ言語習得における絶対要件」だと思います

観察力なくしてオリジナルの真似はできません。

彼の要素を少し取り入れながら英語を話すと、簡単なフレーズでもなんだかペラペラになったような気になれました。

今すぐペラペラになるのは無理でもペラペラなフリをすることの大切さを悟りました。

最後に

私たち日本人が自由自在に作りだしていると思っている日本語のセンテンス自体、実は昔々、親や兄弟、学校の先生、友人達が話している場面を動画的に記憶し、無意識にそれを真似しながら使い続けているような気がします。

私は現地の人と仲良くなりたかったので、物真似こそがMy Pleasureでした。

文法の理解は後回しで、とにかく見たまま聞いたままをまるごと真似しながら再生するというやり方の末、思考さえも同化し、それが英語脳の出来上がりという流れでした。

ちなみに私の英語はすべて誰かのコピーなので、物真似スイッチがONにならないと上手く話せません。

ビサヤ語、英語、日本語はすべて違う表情と別々のキャラクターを持っています。

今日は英語がスムーズに出ないなという日は自分でオリジナルを創り出そうとしている時だったりします。

2年間の山暮らしは色々と不便もありましたが、言語習得のための大切な気付きがあり、また自分にとって必要なものを自らの意思で選択し実行できたことは人生のゴールドでした。

フィリピンに流れ着いて良かったと思います。

私の体験談が少しでも参考になれば幸いです。

マーケティング担当 豊島

2007年よりセブ島のジャングルで生活し、ビサヤ語、タガログ語を覚え、最後に満を持して英語を覚えた逆張りメソッド。
私の経験が誰かのお役に立てる事を願って止みません。

自己紹介記事はこちらです

 

 

 

広告

投稿者: Kirihara Global Academy

セブ島留学で最も歴史の古い学校の一つである桐原グローバルアカデミーは学校参考書出版会社としても知られる「桐原書店」直営校です。セブ市内の中心部にあり、放課後にセブの街を楽しむことができます。セブでお待ちしております。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中